2015年4月25日(土)

AP/AFLO=写真

民主党代表 岡田克也(おかだ・かつや)
1953年生まれ。東京大学法学部卒。76年通商産業省(現・経済産業省)入省。88年退官し、90年衆議院議員初当選。2004年民主党代表、15年1月に2回目の同代表就任。


 

実家は代々の大商家。安倍晋三総理と同様、豊かな家庭に育ったが、岡田克也氏は東大法学部卒のインテリだ。通産官僚を経て1990年に自民党から初当選。政治改革にのめり込み、93年には小沢一郎氏らと自民党を離党。新生党、新進党などを経て、98年民主党結成に参加した。2004年には代表に就任し、小泉純一郎元総理と対決。翌年、郵政選挙に敗北したが、その後、党幹事長として09年に政権交代を実現した。20年以上自民党と戦い続け、2回、野党へ転落させている。

意外と気さくだが、真面目なだけに「融通が利かない」と批判される。再度代表になった理由は、その実績にある。だが党再生の道は厳しい。経済政策や安全保障では、いまだ党の方針がよくわからない。安倍総理の「対案を出せ」は、その弱点をついて議論をかわす常套手段だが、いつまでも太刀打ちできないのは情けない。「決める」文化の定着が急務だ。

時代は「安倍一強」。自民党からも「憲法改正を狙って突き進む総理は危険」「独走を抑えるために野党もしっかりせよ」という声を聞く。小泉政権と対峙した教訓を生かすのは今だ。自身のホームページにある「小泉政治との5年」という論文では、靖国神社参拝をめぐる中国との対立が日本で偏狭なナショナリズムを煽り、勢いばかりの「テロとの闘い」が国民の安全を損なう危険性を強調。まさに、今に通じる問題だ。野党を野次る安倍総理のレベルを超越し、自らが目指す「平和で豊かな」国づくりの具体案を示してほしい。

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