学童保育の対象が6年生までに。「小4の壁」はなくなった!?

ところで、2015年4月から学童保育の対象が、小学3年生までから6年生までに拡大されたことを知っていますか? 2012年に「子ども・子育て支援法」が制定され、児童福祉法が改正されたことで、2015年4月から学童保育の対象が「小学校に就学しているおおむね10歳未満の児童」から、「小学校に就学している児童」(6年生まで)に変更されたのです。

これまでは3年生までしか入所できない自治体が多かったので、4年生からの預け先がなくなり、ひとりで放課後を過ごさなくてはならなくなることから、「小4の壁」といわれていました。学童保育が小6までを対象にしたことで、この壁はなくなるのでしょうか?

実際、各市区町村の対応を見ると、これまで学童保育で受け入れていた3年生までを優先して受け入れ、4年以上は、人員に余裕があれば受け入れるし、3年生まででいっぱいの場合は、待機になったり、放課後子ども教室のようなほかの居場所に通うことをすすめられるということもあり、すべての自治体で小6までの希望者全員が学童保育に行けるようになったわけではないようです。このあたりの対応の仕方や入所基準なども自治体によって違います。自分が住んでいる自治体の対応はどうなっているのか、調べてみてください。