やりたいことを書き出して、実践

さて、以上の3つのブレーキを外してWANT感性を取り戻していくことが重要というお話をしましたが、それを実現するには多少時間がかかります。そこでお勧めしたいのは、日常生活レベルにある「WANT」を優先していくことです。

【3. WANTには3つの種類がある】

やりたいこと、楽しいことには3つの種類があります。これを、私は「日常レベル」「生活レベル」「人生レベル」のWANTと呼んでいます。

(1)人生レベル

夢やビジョンを明確にする、使命を見つける、天職に就くといった人生の方向性を決める「やりたい」ことです。3年後の理想、10年後の理想、30年後の理想、人生で残したいこと、大切にしたい価値観などです。

(2)生活レベル

1年間でやりたいこと、生活レベルで実現したいことです。仕事・成長、お金・ほしいもの、健康・美、恋愛・人間関係、趣味・遊び、家などです。

(3)日常レベル

日々の生活でできるやりたいこと、楽しいことです。食べること、働く、運動する、寝る、学ぶ、楽しむ、リラックスするなどです。

【4. WANT感性を高める方法】

上記の通り、やりたいことを察知して反応するようになるためには、「すべきこと」より「やりたいこと」を優先する習慣が必要です。もちろん仕事や家庭で自己中心的になることを推奨しているわけではありません。しかし、感情を味わうことを後回しにすると、この感性はいつまでも鈍ったままになってしまいます。

まずは、日常レベルのやりたいこと、生活レベルのやりたいことを書き出して、実践してみてください。好きか嫌いかで判断することを自分に許すことがとても大切です。

では、次回は人生レベルのやりたいことを見つけるための3つの習慣をご紹介したいと思います。

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