世の中のニーズに応えて作られる「新しい保険」

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こんな保険も!少額短期保険の例

少額短期保険で注目したいのが、世の中のニーズに応えて作られる「新しい保険」です。大手の保険会社より小回りがきくので、ニッチな保険を生み出すことが可能になるのです。

まずは、年々需要が増えているペット保険。ペットが病気やケガをした場合、健康保険がなくすべて実費なので、治療費や手術費が高額になります。

日本アニマル倶楽部の「プリズムコール」は、ペットの入院・手術・通院の際の実費分を100%保障(各プランの保障限度額まで)で、犬、猫から小動物、鳥類、爬虫類まで対象となるペットの種類が多いのが特徴です。入院保険金日額1万円(年間30日まで)、通院保険金日額5000円(年間60日まで)などの保障がつく「プレミアムオレンジプランII」の場合、小型犬で保険料は月額3150円。

2011年の東日本大震災のあとに注目されたのが、SBI少額短期保険の地震補償保険「Resta(リスタ)」です。一般的な地震保険は、火災保険とセットで入ることが条件ですが、これは火災保険とセットでなくても単独で入れる地震の保険で、補償額は300万~900万円。地震保険に入っていても、火災保険の補償額の50%までしか補償されないので、その上乗せ分として加入する考え方もあります。被災時の生活再建に役立つ保険として活用したいところです。保険料は月額1210円~とお手ごろ(保険料は、都道府県、建物構造、保険金額により違います。1210円は、非木造で補償額300万円、岩手、栃木、広島などの場合)。