アベノミクス以降、投資に関心を持つ人が増えるなか、資産を効率よく活用してリターンを狙える手法として、商品先物取引やFX(外国為替証拠金取引)に注目する人も少なくない。フリーアナウンサーで、自らCX、FXなどのトレードも行う大橋ひろこさんと、サンワード貿易の依田年晃社長にその魅力を語り合ってもらった。
ある面ではシンプルな商品先物取引。 投資の醍醐味も味わえます
大橋ひろこ●おおはし・ひろこ
フリーアナウンサー

「ラジオNIKKEI」でレギュラーキャスターを務めるほか、「YMTV」「フォレックスラジオ」などにも出演。FX・コモディティ関連の番組を担当し、自らもトレードを行っている。
「預金だけでは資産は守れない」と 資産運用の方法が模索されています
依田年晃●よだ・としあき
サンワード貿易株式会社
代表取締役社長

1977年にサンワード貿易に入社以来、営業畑一筋。2007年7月に現職となり、コンプライアンス部門の人員増強など、営業体制改革を積極的に推進する。
 

商品先物取引、FXの
特色はどこにあるか?

【大橋】2012年末からの急激な円安で、いまは海外旅行をするにしても、輸入品を買うにしても、資産の目減りを実感します。私の周りでも、「何かしなくては」という人が多いですね。御社は数多くの投資家向けセミナーを開催されていますが、個人の意識の変化をどう感じていらっしゃいますか。

【依田】昨年は70回以上のセミナーを開催しました。やはり皆様、強い危機感を持たれていますね。「預金をしているだけでは資産を守れない」という感覚が広がっているように感じます。

【大橋】私は投資関連セミナーの司会なども多く担当させていただいていますが、サンワード貿易さんのセミナーはコンテンツが充実していて、幅広い層に支持されている印象があります。そうした中、御社では事業範囲も拡大し、FXの取り扱いも開始されましたね。

【依田】弊社は昨年、創業50周年。長く商品先物取引一本でやってきましたが、先頃、東京金融取引所によるFXである「くりっく365」の取り扱いを開始しました。今後は、「くりっく株365」(株価指数証拠金取引)の取り扱いも視野に入れ、より総合的なサービス体制を整える計画です。

【大橋】商品先物取引にFXが加わり、お客様の層も広がっていると思いますが、資産運用手段としての商品先物取引、FXの魅力についてどう考えていらっしゃいますか。

【依田】一つには、いずれもレバレッジを活用できるという特色があります。レバレッジは、少額な資金でも大きな取引が可能な仕組みで、FXなら最大で25倍まで、商品先物取引は投資対象によって倍率が異なりますが、金であれば40倍前後までの取引が可能です。もちろん倍率を高くすると、それだけリスクが高くなりますので、そのコントロールは不可欠ですが、取り組みがいのある運用手法の一つだと考えています。

【大橋】商品先物取引は、「分かりづらい」「危険だ」というイメージもありますが、投資対象が穀物や貴金属などのモノなので、ある面ではとてもシンプル。モノの値段は、最終的に需給で決まりますから。一方で、経済や社会の情勢を見極めながら相場を読んでいく作業はとても知的で、その面でもやりがいのある資産運用といえますね。