為替や株式市場が短期で大きく変動するなど、先行き不透明な経済情勢が続いている。加えて、1月には基礎控除を縮小した改正相続税制が施行。管理が不十分な空き家の敷地への課税強化も検討されており、土地所有者にとっては能動的な資産運用の重要性が高まっている状況だ。
そうしたなか、土地の評価額の圧縮につながり、相続でも大きな節税効果が期待できる賃貸住宅経営は当然、検討すべき手段だろう。しかし、資産の管理・運用に多くの時間を割ける人ばかりではない。そこで選ばれているのが、グループの総合力を生かした価値ある賃貸住宅づくりと、充実の支援体制に定評のある積水ハウスの賃貸住宅「シャーメゾン」だ。

多様な課題を解決し
「経年価値」を実現

重量鉄骨賃貸マンション「ベレオ」の実例(東京都)。オーバーハングによる自在な敷地活用など高い設計の自由度とデザインクオリティが魅力。

賃貸住宅経営は、継続的な収益が見込めることが強み。ただし株や債券などの金融商品とは異なり、何十年にもわたる経営が前提だ。そこでは、ただ高い収益性ばかりを求めるのではなく、長期の視点で入居者のニーズに応え、周辺の環境や街並みとも調和する住まいづくりが重要となる。高い品質や機能を維持しながら、いつまでも地域から支持され続ける賃貸住宅。これを実現できてはじめて、継続的な収益が可能となるのである。

そうした賃貸住宅におけるいわば「経年価値」を重視するのが、積水ハウスの賃貸住宅「シャーメゾン」だ。企画、設計、施工、メンテナンスといったあらゆるフェーズにおける課題の解決をグループの総合力によってサポート。入居者目線による快適な住まいづくり、地球や地域への環境配慮、そして安定経営を支援する「シャーメゾンWithシステム」という独自の仕組みを基礎にして、オーナーとともに、数十年後を見すえて土地の価値を育んでいく。

「経年価値」の高い物件づくりは、まず、事業計画や物件の企画、設計から始まる。「シャーメゾン」では、豊富な賃貸物件データを持ち、全国7社の展開で地域の事情にも詳しいグループ企業・積和不動産各社とも密接に連携し、エリアごとに異なる入居者のプロフィールに応じた事業計画を立案。住宅業界で最多の建築実績を持つ積水ハウスの提案力を最大限に生かし、「入居者ファースト」の発想で物件企画を進めていく。

設計面では、間取りの自由度が高く、建具や構造材の色調、風合いも幅広いのが特徴で、入居者の嗜好やニーズに応じて最適な選択が可能だ。さらにエントランスホールをはじめ、共用部の仕様にもこだわり、従来の賃貸住宅のイメージを覆す質の高さを実現する。

一方、厳しい検証実験をクリアした耐震性、耐久性や断熱性など、住宅としての基本性能も折り紙つきだ。加えて、上階からの衝撃音の伝わりを抑える高遮音床システム「シャイド」、化学物質の室内濃度を低減する「シャーメゾン エアキス」といった先進技術が、より快適な住み心地を具現化。賃貸住宅選びで重視されるセキュリティ対策などもあわせ、“住み続けたい”賃貸住宅をつくり出していく。

そして、こうした設計の意図を汲み取り、確実に形にするのが施工の役割だが、ここでもグループ一貫体制がものをいう。施工は積水ハウスが100%出資する積和建設各社が担当。積水ハウスの自社工場で厳格な品質管理のもとに生産された部材を用い、行き届いた工事で戸建てレベルの品質を確保する。