リーダーが生まれる瞬間

まずは、先ほどの映像を、汎用性をもたせた一般論として分解してみよう。

1.最初にリーダーが勇気を持って立ち上がるが、周りからは嘲笑される。でも、彼の行動に続くのはすごく簡単そうだ。(裸で踊る男性をまわりは嘲笑する)
2.最初に後を追うフォロワーが動き出す。彼はみんなに”どう従えばいいか”を示す重要な役割を担っていく。(一緒に踊り出す男がいる)
3.最初のフォロワーは、実はリーダーシップの一形態として、みんなを導き、ひとりで裸で踊り始めた時点での”バカ”を”リーダー”へと変えていく。(フォロワーがいることで、くだらない行動をしているように見えた男がリーダーとなる)
4.複数のフォロワーが現れる。今やひとりや2人きりのバカでもなく、3人という集団になったことで注目が集まる。(複数の人が動くことで、運動が公のものとなっていく。)
5.他のフォロワーが一緒に踊り出す。リーダーは、複数のフォロワーを対等に扱う。最初のフォロワーたちは、友人たちに声をかけていく。(フォロワーがリーダーの一端を担い、ムーブメントを広げている)
6.だんだん人が加わることで勢いがつき、臨界点に達する。(みなが運動に加わる)

これが、ひとつの大きな社会的な運動になった瞬間であり、運動が巻き起こっていく流れである。ここで大切なのは、リーダーばかりを過大評価しすぎずに、フォロワーの存在の重要さに目を向けることだろう。