18歳から24歳の45%が紛失経験

スマホの盗難・紛失対策アプリなどセキュリティを作っている企業、ルックアウト社(本社・米国)が2014年9月に日本国内の18歳以上1000人を対象に行った調査『日本のスマートフォン紛失にまつわる事情』(https://www.lookout.com/jp/news-mobile-security/phone-loss-in-japan1)によれば、18歳から24歳の実に45%もの人がスマホの紛失を経験し、うち15%は年に3回から5回も紛失したという。

スマホ保有者全体では5人に1人以上の23%が紛失したことがあり、これはイギリスの35%、アメリカの30%などよりは低いが、フランスの15%より高い。

どのような場面で紛失したのかという問いに対しては、45%が「公共の場所に置いて、うっかりそのままにした」と答え、次いで「置き忘れて紛失に気づかなかった」が29%、「ポケットやカバン、ハンドバックから滑り落ちて気づかなかった」が25%となっている。

興味深いのは、端末費用を除いて、画像・動画・音楽・アプリ・個人情報などスマホ内のデータを取り戻すためならば「5万円を払ってもいい」と、紛失経験のある回答者のうち44%が答えていることである(それほど貴重でありながら、スマホ保有者の30%はデータのバックアップをしていない)。

海外ではこの高価な機器を取引する闇ルートが発達、スマホ盗難は凶悪化し、強盗、さらには強盗殺人まで起こっている。アメリカでは強盗事件の半数がスマホがらみだとの報告もある。