>>田島さんからのアドバイス

私は前日の夜どんなに遅く寝ても、朝は決めた時間にすっきりと目覚めます。それには普段から1週間を1単位としてスケジュールを組んでいることが関係しているように思います。1日24時間の単位ではなく、1週間の168時間を一続きと捉えると、平日の夜眠るのも「ちょっと休憩する」感覚になり、一休みできれば朝また元気に仕事を始める気分になれるのです。平日はあまり眠れなくても、その分を休日に取り返せばいいと気楽に考えることもでき、夜は眠りに入りやすく、朝も目覚めやすくなります。

効果的にリフレッシュするには気持ちの切り替えが大切なので、仕事で気になることがあっても家には極力もち帰らないようにし、メールを家でチェックすることもありません。帰宅したら体と心を休ませることを第一にして、何かあれば翌朝早く行って対応すればいい。

家でリラックスすれば翌朝の立ち上がりがよくなりますが、そのために役立つのが、前もって手帳に予定を書き込んでおくことです。私は1日の終わりには翌日の予定を、毎週金曜の夜には翌週1週間分の予定をプロジェクト別とタスク別にして手帳に書きだしています。

このようにやるべきことを洗いだすことで、安心してオフタイムを過ごすことができ、月曜朝のスタートダッシュも快適になります。自分が時間をコントロールしているという実感をもつには、時間に追いかけられる前に、予定を可視化して先手を打っていくのが有効なのです。

しかし、何より朝の立ち上がりをよくするのは、仕事にのめり込み、仕事を楽しむ姿勢ではないでしょうか。仕事で充実感と達成感を味わい、会社に行くのが待ち遠しくなることが、朝に強くなるための特効薬ではないかと思います。