知っておきたいTOEICの基礎知識

【1】TOEICとは?

国際コミュニケーション英語能力テスト(Test of English for International Communicationの略)。英語を母国語としない人を対象にした、英語によるコミュニケーション能力を測る検定。

【2】どこがやっている

米国の非営利団体、Educational Testing Service(ETC)が開発・運営・試験結果の評価等を行っている。日本では一般財団法人・国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)が実施している。

【3】英検とどう違う?

難易度別に4技能(読む・聞く・書く・話す)のテストで「合否」を判定する英検(実用英語技能検定)に対し、TOEICは受験者全員が同一の2技能(読む・聞く)テストを受け点数で英語力を測る。

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TOEICスコアとコミュニケーション能力レベル/TOEICプログラムポジショニングマップ
【4】「書く・話す」は出ない?

一般に「TOEICテスト」といった場合は2技能(読む・聞く)での判定だが、別に「TOEIC SWテスト」という「話す・書く」を測定するテストがあり、年々受験者数が増えている。

【5】点数と英語力の目安は

「企業が期待するスコア」は中心を平均として標準偏差±1αを期待幅としてある。年度により数値は上下するものの、全体にハードルは上がる傾向にある。

【6】満点は990点?

配点はリスニング495点(100問)・リーディング495点(100問)の990点満点。ただし、全受験者の各問題の正解率を算出し、標準偏差により配点を調整するので、全問正解しなくても満点が出る。