「資格取得」について考えてみる

これからの時代、会社に長く勤めているだけでは給料は上がっていきません。勤め人とはいえ日頃から仕事のスキルアップをし、専門性を持たないとリストラの対象になったり、転職したいと思っても再就職先が見つからなかったりということがありえます。

よく、「資格では食べていけない」「資格をとっても給料が上がらないのでは役に立たない」と、資格取得のことをよくいわない人がいますが、資格は持っていないより、持っていたほうが確実にアドバンテージがあります。

趣味のような資格でも、「学びたい」という行動は、日々の生活を豊かなものにするのではないでしょうか。学びを習慣化することで、新しい発見や出会いもあります。せっかく勉強したいことがあるのなら、その分野の資格をとる勉強のほうが張り合いがあるというものです。たとえば同じ英語を勉強するのなら、単なる英会話教室より、TOEICスコアアップ講座のほうがその努力のモノサシになります。料理学校にいくのなら、調理師の資格が取れる講座もよいでしょう。

さらに「学びたい心」のワンランク上をいく「学び直したい心」をバックアップしてくれるのが、「専門実践教育訓練の教育訓練給付金」です。年齢に関係なく、真面目に勉学をすれば、これからでも専門的分野で身を立てることができるかもしれません。

新しいことに挑戦したいときだけではなく、今の業務を極めるためにも、教育訓練給付制度を上手に利用してキャリアを積んでいきましょう。

マネージャーナリスト 坂本君子(さかもと・きみこ)
広告代理店、出版社にてサラリーで働くエディター、ライター、プランナー、コピーライターを経てフリーに。得意分野は投資、住宅関連。大ブレイクはしないけれど、仕事は堅実でハズさない。満を持して2008年に起業。個人投資家としての投資歴は15年選手(ちょっぴりプラス)。