2014年8月21日(木)

「笑顔あふれる未来」をつくる“「カルピス」こども乳酸菌研究所”の出前授業

PRESIDENT Online

ジャーナリスト 岡村繁雄=文・撮影

夏休み特別企画、小学生向け出前授業

乳酸菌飲料といえば、多くの人たちが「カルピス」を思い浮かべるだろう。あの水玉模様のイメージとともに、もはや国民的飲み物だといっていい。「カルピスソーダ」や「カルピスウォーター」といった手軽に飲める商品ラインアップと、健康志向の時流も追い風となりファミリーニーズを掘り起こした。

そうしたなか、カルピス社ではブランド価値をより高める取り組みを進めてきた。そのひとつが、7年前から実施している小学生向けの出前授業。今年も「『カルピス』こども乳酸菌研究所」のタイトルで、東京、大阪、名古屋など大都市圏を中心に30校、約2000名に授業を展開中だ。

講師はカルピス社の人事・総務部広報・CSRグループアシスタントマネージャー、栄養士でもある佐野公美さん。

夏真っ盛りの7月24日、JR大阪駅に近いアサヒ ラボ・ガーデンには、20組の親子が集まった。夏休み特別企画として出前授業を模したイベントに参加するためである。広々としたセミナールームには、4つテーブルが置かれ、小学生(4~6年生)たちが5人ずつ着席、部屋の周りに父兄が座る。この日の授業では「カルピス」を教材にして、子供が五感を使いながら乳酸菌や微生物の働きなどを学ぶ。

今回、講師を務めるカルピス(株)人事・総務部広報・CSRグループアシスタントマネージャーで栄養士でもある佐野公美さんは「ここは、みんなで未来を考える研究所です。全員を研究員に任命するので“はかせ”をめざして、乳酸菌や発酵の秘密にせまろう。そして、未来についてアイデアを考えましょう」と参加者を激励。社内公募で出前授業のスタッフとなった各班の担当社員を紹介して、1時間半にわたる授業がスタート。

まず「『カルピス』誕生物語」のDVDを上映。いまから約100年前に、カルピス社の創業者・三島海雲が内モンゴルで出会った酸乳(牛や馬の乳を乳酸菌で発酵させたもの)をヒントに乳酸菌飲料を研究・開発したことが、写真とイラストで説明されていく。熱心にスクリーンを見つめる子供たちは、乳酸菌への興味をふくらませたに違いない。

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岡村 繁雄