2014年6月27日(金)

“普通の”子供時代を犠牲にした、天才たちの努力

W杯、最高の選手は誰だ? ~メッシ、ロナウド、ネイマール~【3】

PRESIDENT BOOKS /PRESIDENT Online スペシャル

著者
Luca Caioli ルーカ・カイオーリ

1958年生。記者・作家。イタリア・ミラノ出身で現在マドリード在住。ロナウジーニョ、ジダン、メッシ、ランス・アームストロング、フェルナンド・トーレス、クリスティアーノ・ロナウド、ネイマールなど、サッカー関係者を中心に数多くのスポーツ選手・監督の伝記を執筆するほか、小説も刊行。

執筆記事一覧

ルーカ・カイオーリ 写真=フォート・キシモト
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盛り上がりを見せるブラジルW杯。各国のスター選手が集まる中で、ひときわ輝きを放つのがアルゼンチンのメッシ、ポルトガルのロナウド、ブラジルのネイマールの3人だ。『誰がどう言おうと議論の余地はない。現時点で、この3人が世界最高の選手だ』とは優勝候補ブラジル代表の監督スコラーリの言葉だ。欧州の著名ジャーナリストが本人たちも含めた有力者たちの証言をもとに、プライベートも含めて3人を徹底比較した書籍が『Who is the Best? ~メッシ、ロナウド、ネイマール。最高は誰だ?』。なぜ、この3人は別格なのか? 様々な面からその秘密を見ていこう。

「弟が5歳か6歳の頃、フットボール以上にあいつを喜ばせることができるプレゼントはなかったよ」。そう振り返るのはメッシの兄ロドリゴだ。

「あいつは、ほかの子供たちみんなと同じようにフットボールに熱狂していた。子供のときは、誰だってプロのフットボール選手になりたいものだ。

だけど、あいつだけはそんな子供の頃の夢を持ち続けることができた。それもこれも、あいつの幸せが、今も昔もサッカーと強く結びついているからだ。

私もストライカーだったけど、レオには私が持っていないものがそなわっていた。今いる地位にたどり着くために必要な強烈な意志と努力、そして自己犠牲ができたということだね」

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