レジャー費はボーナスから出すと得じゃない

帰省費用や旅行費用などのレジャー費用も、毎月の家計から準備できれば理想的だし、特定のサービスを活用すれば効率的に、お得に準備できる。

たとえばお中元やお歳暮、家族の被服代などは、デパート積立を利用。毎月、一定額を積み立てていくデパート積立なら、サービス額を上乗せした買い物券が受け取れる。12カ月積み立てると積立額の1カ月分相当などがサービスされるので、毎回のボーナスから捻出するよりずっと得だ。

また帰省費用や旅行費用は、JTBなどの旅行会社や大手航空会社が行う「旅行券積立」などのサービスを使うといい。毎月一定の額を積み立てると1年後などにサービス額を上乗せした旅行券が受け取れる仕組みで、会社によっては月3000円程度から始められ、サービス額は年利換算で1.5%~2.5%程度と、銀行口座に積み立てるよりずっとお得。

ANAセールスや日本航空の旅行券は航空券にも使えるし、近畿日本ツーリストや日本旅行ではJR・私鉄各社の切符も購入できるので、帰省費用も準備もできる。

一定の額を一時払いすると、一定の据置期間後にサービス額を上乗せした旅行券が受け取れるタイプもあり、エイチ・アイ・エスなど、据置期間が6カ月のコースもある。ボーナスを利用して半年後の帰省費用や旅行費用を準備するのも、賢い使い方だ。

毎月の積み立てにせよ、ボーナスを利用して一時払いするにせよ、単にボーナスから支払うより有利な方法を活用することで、もう一段のアップが予定される消費税増税による支出増にも対抗しやすい。