『チーズはどこへ消えた?』 スペンサー・ジョンソン著 扶桑社

イスラエルで投資会社に勤務していたとき友人の強い勧めで読んだ。激務で本を読む余裕はなかったが「20分で読める」という押しに負け、手に取った。

「変化」は必ず起きる。状況が変わりつつあるのに自分を変えていかなければ、沈没してしまう。現状にあぐらをかいたままの人間は「チーズはどこに?」という事態に陥る。

当社は世界初のカプセル内視鏡を開発・販売している。この事業には投資会社時代からかかわりがあったが、「人の役に立つ仕事を」と一昨年、転籍を決断した。当初は理解者の少ない技術だったが、今では国内でも保険適用が受けられるようになった。変化を恐れてはいけない。薄い本だが、内容は奥深い。