「特定口座(源泉徴収あり)」が便利

ネット証券の口座開設は、各社のウェブサイトから手続きできる。

証券会社によって異なる部分もあるが、おおまかにいえば、ウェブサイトの口座開設申込ページを開き、住所、氏名などの必要事項を入力→入力内容が反映された書類が届く→署名、捺印、必要書類(本人確認ができるもののコピー)を添付して返送、という流れだ。

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証券口座の種類

申し込む際にひとつだけ戸惑うのが口座の種類で、「一般口座」「特定口座(源泉徴収なし)」「特定口座(源泉徴収あり)」の3つから、いずれかを選ぶ必要がある。

表にも示したが、3つの違いは納税手続きの方法。もっとも手間がかからないのは、売却益などにかかる税金が源泉徴収され、納税の手続きも自動的に行われる(証券会社が代行)「特定口座(源泉徴収あり)」で、納税に手間をかけたくなければこの口座を選ぶといい。

また、口座開設と同時にNISA口座の手続きができる場合もある。

何を買うにも口座が必要だし、口座を開くことで、「よしっ」「投資するぞ」という気持ちになるはず。口座開設には費用はかからないので、お金を上手に増やすための1歩を踏み出そう。

フリーライター 高橋晴美(たかはし・はるみ)
1989年よりライターとして活動。資産形成、投資信託、住宅ローン、保険、経済学などが主な執筆テーマ。