基本構造を2×6に標準化することで、飛躍的に断熱性能が向上。新たにPM2.5にも標準対応した健康空調システム「ニュースマートブリーズ」で、さらに健康的で快適な住み心地を提供する。

約1.6倍厚い断熱材を
充填し、超高断熱に

三井ホームの家が、さらに進化を遂げている。創業40年を期して提供しているのは、2×6ウォールによる住宅である。

「建物の壁の厚さを従来の4インチから6インチ(実寸では89ミリから140ミリ)に変更することで、約1.6倍の断熱材が充填でき、建物の断熱性能が飛躍的に高まりました」

同社技術研究所の坂部芳平所長が2×6ウォールの最大の特長を説明する。断熱性の基準を示すQ値(数値が低いほうが断熱性に優れる)を見ると、従来の1.98を大幅に上回り、1.42まで向上した。

2×4工法はもとより高い断熱性を誇るが、2×6によってさらに断熱性が高まれば、年間を通して快適なだけでなく、冷暖房のランニングコストが大幅に削減でき、消費エネルギーの省力化につながる。

高度な断熱性を支えるのは、オリジナルの「プレミアム・モノコック構法」。モノコック構造は航空機などに用いられる堅牢な構造だが、三井ホームは屋根・壁・基礎すべてをオリジナル開発し、一般的な2×4工法をはるかに凌ぐ耐震性、耐火性、耐久性を実現した。

プレミアム・モノコック構法が、開放的な吹き抜けや大開口を実現。

全館空調は
「健康空調」へと進化

一方、全館空調システムも進化を遂げている。

「『ニュースマートブリーズ』では、冷暖房、除湿、加湿、空気清浄といった従来性能に加えて、花粉やカビの胞子、さらにはPM2.5にも対応。しかも、通年でのエネルギー消費効率で業界ナンバーワンの性能を実現しました」

同社によれば、ニュースマートブリーズの導入で消費エネルギーを20%、CO2排出量を30%削減することができるという。

住む人の健康にも配慮が行き届いている。加湿・除湿機能によって家全体の湿度を30~50%に維持することができるので、カビやダニの発生を防ぎ、インフルエンザなどの感染症の予防も期待できる。

三井ホーム株式会社
技術研究所所長・
坂部芳平氏

まさに40周年を迎え、新しい家づくりの歴史を踏み出した三井ホームの先端技術の粋が凝縮されたシステムということができる。

「数10万棟の実績を重ねた当社だから、断熱性能などのスペックだけでなく、家の中の空気環境まで含めて、トータルにお客さまのご要望を実現させる力があるのです。それが、単なる住宅ではなく住まい方を、ハウスではなく『ホーム』をご提供したいと考えてきた、三井ホームの新しいオーダーメイド住宅です」