「助っ人」の手配

子どもの病気のときや残業のときの「助っ人」として、ベビーシッター、病児保育、ファミリーサポートセンターなどを頼るつもりであれば、登録をしておきます。ベビーシッター会社は都市部にはたくさんあるので、比較検討が必要です。所用のときにお試しで利用してみるのもよいと思います。料金や利用手続きはもちろん、どんな人がくるのか、子どもの反応はどうかなど、ようすがわかったほうが、いざというときお願いしやすいはずです。

夫婦の連絡体制

夫婦間のホットラインをしっかり確保します。携帯・スマホを忘れた場合にそなえて、職場の電話番号・アドレスも知らせ合っておいたほうがよいでしょう。

ネット上でカレンダーを共有するととても便利。保育園への送り迎え担当、残業や出張、休日勤務、保育園の親参加行事、乳幼児検診などの予定を書き込んで共有します。絶対はずせない会議なども書いておくと、子どもの急な病気のときなどに、お互いに融通を利かせやすくなります。

通園の手段

子どもを連れて、大荷物をもっての通園になります。抱っこヒモ、バギー、子ども乗せ自転車などを使う場合は、使い勝手を確かめておきます。

雨の日はどうするかも考えておかなくてはなりません。親の服装や靴、バッグなども気をつけないと、子連れで行動するにはどうにも不便なものもあります。

最後に、服のサイズが変わっていないか、着てみてください。美容院に行くのも忘れずに。

保育園を考える親の会代表 普光院亜紀
1956年、兵庫県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。出版社勤務を経てフリーランスライターに。93年より「保育園を考える親の会」代表(http://www.eqg.org/oyanokai/)。出版社勤務当時は自身も2人の子どもを保育園などに預けて働く。現在は、国や自治体の保育関係の委員、大学講師も務める。著書に『共働き子育て入門』(集英社新書)、『働くママ&パパの子育て110の知恵』(保育園を考える親の会編、医学通信社)ほか多数。