2014年1月31日(金)

太らないチョコレートレシピ

dancyu 2012年3月号

文・中村裕子 撮影・鈴木泰介 生チョコ指導:黒木賢二郎(「パン パシフィック 横浜ベイホテル東急」シェフパティシエ) 解説:大柳珠美(管理栄養士)

甘いものを食べても太らない! 後ほど紹介する「生チョコ」は、上質な甘味をもつのに、太る心配がない未来形のスイーツである。素材に砂糖を使わずにおいしくつくる貴重なノウハウを公開!

なぜ、スイーツを食べても太らないのか?
知って得する、糖質オフダイエットの秘密

カロリーではなく、糖質をカットする糖質制限食ならば、ダイエットの敵とされているスイーツだって食べられる。どうして食べても太らないのか? 痩せられるのか? その疑問について、糖質制限食のオーソリティーである、管理栄養士の大柳珠美さんに解説していただこう。

中性脂肪として体に蓄積されるのは、脂質ではなくて糖質

三大栄養素のうち「血糖値を上げるのは糖質だけで、タンパク質と脂質は上げない」ということは生理学的に証明されています。

血糖値とは、血液中のブドウ糖(グルコース)の濃度です。食べ物が消化、吸収されると、その中の糖質は100%ブドウ糖に変わります。すると、すい臓はインスリンを追加分泌して、上がった血糖値を下げようとします。インスリンは常時、少量の分泌がありますが、血液中のブドウ糖濃度が上がったとき、要するに血糖値が上がったときには大量に追加分泌するのです。

ブドウ糖はグリコーゲンとして肝臓や筋肉に蓄えられたり、エネルギー源として筋肉で消費されますが、余った分はインスリンによって中性脂肪に変えられ、脂肪組織に蓄えられます。これが、太るということです。脂質が中性脂肪になる、と思っている方も多いと思いますが、犯人は糖質なのです。ですから、糖質(=ブドウ糖=グリコーゲン)を中性脂肪に変えてしまうインスリンは別名「肥満ホルモン」と呼ばれています。

なるべく血糖値を上げないような食事をすること、これが糖質制限食です。

血糖値を上げない食事をすることで、インスリンの追加分泌も抑えられ、結果、中性脂肪として体に蓄積することがなくなります。つまり太らない。さらに、糖質を摂ることを抑えると、体に蓄えられた脂質がエネルギーとしてどんどん使われるようになります。これがダイエットになるのです。

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中村 裕子