結婚前にチェックすべき3カ条

一般に、バブル世代の男性は、多くが仕事人間で「家のことは妻の仕事」と考えやすいし、忙しいなかで毎週1回以上も料理を作るのは大変。でも若き20代妻は「それが当然」と考えることも多い。そこでたいてい、バトルが起こるのです。

もちろん、年の差婚で最も留意すべきは、将来への備え。将来、65歳どころか70歳定年制が導入される可能性もありますが、それにしても子どもの教育費を考えると、結婚当初からある程度、貯金をしておかないと怖い。

まとめると、ジュンコさんが結婚前に再確認すべきは以下の3点ではないでしょうか。

◆将来、この人(年上男)のオムツを替えられるか?
◆この人となら、堅実に貯金していけるか?
◆家事・育児を分担してもらえそうか? あるいは、自分(妻)ひとりで引き受ける覚悟があるか?

この3点さえクリアになれば、「15歳も年上だから」といたずらに不安を抱く必要はないでしょう。

年の差婚を果たした夫婦の多くが言うこと、それは「いざ暮らしてみると、年の差はほとんど気にならない」でした。

確かに、とくに男性は「年をとるほど、子どもに帰る」とも言いますし(笑)。当然ながら、2人の間に「愛」があるか、前述のようなギャップができたときにちゃんと話し合える対等な関係か、そここそが大事ですよね!

牛窪 恵
1968年、東京都生まれ。大手出版社勤務ののち、フリーライターとして独立。 2001年、マーケティング会社インフィニティを設立。定量的なリサーチとインタビュー取材を徹底的に行い、数々の流行キーワードを世に広める。『アラフォー独女あるある!図鑑』(扶桑社)など著書を多数執筆する一方で、雑誌やテレビでも活躍。10月末『大人が知らない「さとり世代」の消費とホンネ』 (PHP研究所)が発売。12月5日『「バブル女」という日本の資産』(世界文化社)が発売に。財務省財政制度等審議会専門委員。