私がかつて経営に参画していた東京お台場のショッピングモール、ヴィーナス・フォートにも、毎年、中国の正月である春節の時期に中国人が大挙して押し寄せ、バーバリーなどの高級ブランド品を買い漁っていく。おかげでこの時期の売り上げは、ふだんの2、3倍になる。彼らによれば、中国にもバーバリーはあるが大半は偽物、本物は日本でしか手に入らないのだそうだ。

香港の経済があれだけ拡大したのも、中国本土から観光客が年間1300万人もやってきて、1人平均30万円も使ってくれるおかげだといっていい。

ここ数年の中国は、日本でいえば戦後の高度成長期が始まって、岡晴夫が『憧れのハワイ航路』を歌ったときのような状態だと思えばまちがいない。