経済が豊かになってくれば、労働者だっていつまでも低賃金では不満が膨れ上がってくる。そこで、中国政府は彼らの不満を和らげるため、労働者の給料を毎年15パーセントずつ上げる政策を採ったのだ。

国外資本の企業も例外ではない。私が中国で経営している会社にも、4月になると政府から、従業員の給料を最低15パーセント上げろとの通達が2年連続で来た。その場合、Aさんは優秀だから25パーセント上げるが、Bさんは勤務態度がよくないので5パーセントの昇給で我慢してもらう、といった待遇差は認められない。あくまで1律に15パーセント以上なのである。