ソ連崩壊後、旧共産圏はバラバラになり、ロシアは「張り子の虎」といわれた。さらにはリーマン・ショックのあと、ほかの新興国にくらべて立ちなおりが遅かったが、よく見るとまだ、そこにはいいものがたくさんある。

たとえばエンジニア。アメリカの航空機メーカー・ボーイング社は、ソ連が崩壊するや、スホーイやツポレフなどからすぐさま元社員を3000人ほど雇い、彼らに航空機の設計をさせている。いま同社がロシアで機体などの設計を担当させているエンジニアの数は、アメリカ国内とほぼ同じだ。