原子炉を一基作るのには、計画から建設着手まで最短でも20年はかかる。建設が5年から8年。ようやく稼働したと思ったら、トラブルでシャットダウンも多い。現に去年の日本の原子炉の稼働実績は、たった5割しかない。それでもエネルギー源の多様化という錦の御旗の下に、前に進まなきゃいけないのが電力会社なのだ。国の原発推進政策を後押ししているのは、原子炉メーカーを擁する経団連などの業界だ。経産省もこれに乗っかって、わが国の輸出産業にしようと片棒を担いできた。