そのインドネシアで「世界でいちばん好きな国はどこか」というアンケート調査をすると、75パーセントは「日本」をあげるという。2位がアメリカの30パーセントだから、まさに断トツである。第二次大戦の最中、日本がオランダからの独立を加速させたことや、戦後いち早くODAを行い、日本企業が進出して雇用を創出したことなどが、その背景にあるという。

それくらい親日的な国なので、中国よりもビジネスは数段やりやすく、すでに結果を出している日本企業もいくつかある。ホンダ、三菱自動車、ヤマハ、さらにはマンダムの調髪料も売れている。

象徴的なのが大塚製薬。ポカリスエットが、当初ラマダン(断食月)明けにターゲットを絞り、熱帯性気候も手伝って大当たりし、いまや国民的飲料といわれるほどに普及している。旺盛な需要に応えるため現地に10万坪の大工場をつくったほどなのだ。