すでにドイツにとって、トルコは中国に代わる存在になりつつある。たとえばトルコ第3の都市イズミール郊外にあるヒューゴ・ボスの繊維工場では、ドイツから派遣された生産管理者1人を除いた全員がトルコ人。トルコにはドイツに住んだ経験がある人、ドイツ語が通じる人がたくさんいて、しかも中国なみに人件費が安い。

今後EUに加入すれば、国境でのパスコントロールもなくなり、ドイツまで24時間とかからずに陸送で物流を行えるようになるだろう。すでにEUに加盟しているブルガリアやギリシアとの国境までイスタンブールから北西に進めば、クルマで約3時間の距離である。あらゆる面において、トルコはさらなる発展の可能性を秘めているのだ。