ギリシア政府はそれまで国内外に対して「財政赤字は単年度で対GDP比3パーセント程度」と発表してきた。しかしその実態は、10パーセントをはるかに超える13パーセント。累積債務もいまでは135パーセントに達しており、ユーロ加盟国が遵守すべき「単年度で3パーセント、累積で60パーセント以内」の財政協定に完全に違反していたのだ。財源がないにもかかわらず、公務員を増やして票稼ぎをしていたギリシア政府のバラマキ体質が、ドバイ・ショックでソブリン・リスク(国家のもつリスク)に敏感になっていたヘッジファンドに暴かれた。