いわゆる「保八」、つまり毎年8パーセントの経済成長を続けないと、大量の失業者が出て暴動が起こるという強迫観念が中国政府にはある。そのため世界的な経済危機が起こる前は、沿岸部の保税地区に海外企業を誘致して輸出入関税を免除するなどの特権を与え、さらにそこに低賃金労働者を大量に動員して競争力を提供。そうやってみずからの肉体を提供しながら輸出主導で繁栄してきたのが中国なのである。

しかしリーマン・ショックを境に、その自慢の輸出に翳りが見えてきた。