アイスランドは人口わずか30万人の漁業国だったにもかかわらず、リーマン・ショック前の2007年には国民1人当たりのGDPが約6万2735ドルもあり、これは世界第4位だった。ちなみに同じ年の日本の1人当たりGDPは約3万4254ドルで同23位である。なぜそんなことが可能だったのか。

簡単にいえば、アイスランドの銀行は金利が高かったのだ。中央銀行が高い金利を設定していたので、その傘下にある銀行の金利も、ほかのヨーロッパ諸国の銀行にくらべ約1~1.5パーセント高かった。ヨーロッパの人々はもともと金利志向が強いから、アイスランドにはヨーロッパじゅうのお金が流れ込んできたというわけだ。