1つの問題は、住宅の耐用年数の短さだ。アメリカは63年、イギリスは84年なのに対し、日本はなんと27年。もっとも、10年たつと上物(うわもの)はほとんど評価されなくなる。これはひたすら銀行の担保審査という事情による。アメリカの場合は、買ったときが住宅の値段がいちばん安いが、ロケーションさえよければ、その後30年から50年は上がり続ける。アメリカ人が貯蓄もしないで住宅を買えた理由は、家を転売する方が銀行預金よりも利回りがいいというインセンティブがあったからだ。