地方分権の論議をすると必ず中央の官僚側から出てくるのが「受け皿論」、すなわちそれを担う人材が地方にはいない、というものだ。人材がいないから「分権」してもパニックになるだけだ、と。

しかし、これも案ずるには及ばない。そう危惧している中央の官僚が、地方に行って助ければよいのである。私が主張する行政コストカットをすれば、中央官庁の役人もまた、現在の半分以下で済む。そこで“宙に浮いた”人たちに、地方の改革のために協力してもらえばよい。そうすると、さらにまた新たなメリットが生まれる。中央よりも地方にこそ意思決定を伴う面白い仕事があることになるから、優秀な人間ほど、地方を目指すようになるのだ。