世界的な金融危機が起こり、アイスランドの銀行は大丈夫なのかと不安が広がると、個人や企業がいっせいにインターネットで資金を引き揚げた。これがリーマン・ショックのときにアメリカのワシントン・ミューチュアル(当時アメリカ最大の貯蓄貸付組合)でも観測された「サイバー取りつけ騒動」である。21世紀の取りつけでは、銀行のドアに人々が殺到することはない。インターネットで一気に引き下ろしてしまうのである。