2001年に米投資銀行のゴールドマン・サックスは投資家向けレポートで、BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)という言葉をはじめて使ったが、その正式タイトルは「BRICsとともに見る夢――2050年への道」だった。しかし世界のホームレス・マネーはそのわずか数年後に、大挙してBRICsをめざした。50年も待たずに、わずか5年で「夢」が実現してしまったのである。

BRICsに続いて注目を浴びたのがVISTA(ヴェトナム、インドネシア、南アフリカ、トルコ、アルゼンチン)であり、これにタイ、コロンビアを加えたVISTTACが先の条件を満たしているといえよう。いまではそこにナイジェリア、フィリピンなどが続いている。