インド人大学生にとって欧米大への留学は身近。(PIXTA=写真)

中流階級の家庭でも、欧米の大学への留学が珍しくないインドで最近、自国と海外の2つの大学を計4年で卒業する「ツイニング・プログラム」の利用者が増えている。

このプログラムでは、まず地元の大学で基礎教育と語学教育を2年間勉強。それから国外の提携大学に留学し、規定の単位を取得すると、両方の大学の学位が取得できる。4年間フルに留学した場合と比べて留学費用はほぼ半額ですみ、最近のルピー安もあって、留学志望者の人気を集めているようだ。

たとえばインド南部のマニパル大学は、欧米を中心に34の国外大学と提携してツイニング・プログラムを提供。1994年の開始当初は6人しか学生が集まらなかったが、今年の志望者は250人を超えそうな勢いだとか。

日本でもツイニング・プログラムや、ほぼ同内容の「ダブル・ディグリー・プログラム」を提供している大学は多数ある。その多くは修士や博士など大学院レベルの留学だが、たとえば慶應義塾大学はパリ政治学院、早稲田大学は北京大学やシンガポール国立大学、立命館大学はアメリカン大学との、学士レベルでのダブル・ディグリー・プログラムを提供している。語学力のハードルが高いせいか、現状では参加者は各コース数名程度にとどまるようだが、いずれはインドのように留学の裏ワザとして人気を集めるかも。