日本の一部には「スモールハッピネスでいいじゃないか。このまま貧しくなって経済大国の看板を下ろしてもいい。スモールハッピネスさえ守れればいいのだ」という意見がある。

(中略)私はこの「スモールハッピネスでいい」という考えを、「ポルトガル現象」と言っている。

かつての大航海時代にスペインと世界を二分したポルトガル帝国は、17世紀以降の400年間をずっと「スモールハッピネスでいい」と言って過ごしてきた。これは一種の敗北主義とも言えるが、好むと好まざるとにかかわらず、このままいったら日本がポルトガルになるのは間違いない。