世界の人材を見てきた私から言えば、いまこの時点でも、日本の大学卒の人材、とくに日本の得意分野であるはずの理工系人材は世界からどんどん遅れ出している。その結果、日本のメーカーが、中国やインド、ベトナムで理系人材を求めてリクルート活動をしている有様だ。

たとえばNECは、北京の清華大学に援助して研究室を設け、そこの人材を確保しようとしている。また、ルーセント・テクノロジーはベトナムのハノイ工科大学の学生のリクルート活動を開始している。

これは、最近は理工系の人気が低下して人材が集まらないこともあるが、日本の大卒だけでは日本企業もやっていけない時代になったからにほかならない。

しかし、こんなことで驚いてはいけない。なぜなら、世界のグローバル企業がずっと以前からやっていることだからである。