私に言わせれば、まじめに農業に向き合ってもいないのに、農業利権だけは手放したくないという「農民もどき」が多すぎる。農業従事者の8割は兼業農家である。2割の専業農家がネット直販など新しい農業のスタイルを懸命に模索しているのに対して、兼業農家の多くはJA(農協)におんぶに抱っこ。JAに行けば肥料も農薬も手に入るし、生産物を持ち込めば平均的な値段で買ってくれる。

プロの専業農家はJAなど相手にしない。農薬も肥料も近所のホームセンターで買ったほうが安いし、どんなにいい作物をつくっても平均的な値段でしか買ってもらえないから、むしろJAを嫌っているぐらいだ。