橋下徹という人物が、従来の政治家と違う点がある。それは「隠し事をなくします」といった漠然とした大和言葉を使うのではなく、難しい言葉を使いながらも、大衆と対話する方法を知っている点だ。たとえば「統治機構の変革」や「分限免職(適格性などを理由に公務員としての身分を失わせること)でクビにする」といった言葉の言い回しは、これまでのリーダーの発言にはなかった。もっとも橋下氏が、08年に大阪府知事に立候補したときの第一声は、「子供が笑う大阪に」というものだったから、知事時代の4年間で大きく成長した。