そうした新しい分野での投資を担ったのは、別の新興投資家勢力だった。それは、鉄道債券の価格を操作し巨額の利益を得たジェイ・グールドのような投機家であり、「泥棒男爵(ロバーバロン)」と呼ばれた人たちだった。他には、長期的視点から投資を行ったコーネリアス・バンダービルトのような経営者たち(たとえば、ジェームズ・J・ヒルやリーランド・スタンフォードなど)がいた。グールドやバンダービルトたちが、米国大陸を横断して延びていく鉄道網を見て、投資や経営についての一般の見方や考え方をすっかり変えてしまったのである。