日本の農業従事者の平均年齢は65.8歳。米作農家に限ればもっと深刻で70歳近いはず。これについて菅首相は「わが国の農業は貿易自由化とは関係なく、このままでは立ちゆかなくなる」と懸念を示していた。しかし、担い手が若返れば廃れなくなるという次元の問題ではない。

前の自民党政権の最後の20年間、ウルグアイ・ラウンド対策として42兆円を投じて農業基盤整備事業を行ってきた。それだけ使っても日本の農業の生産性は一向に上がらず、国際競争力も改善されなかったのである。