厚労省は国家予算の29%を握る巨大官庁だが、そこで取り扱うのは労働問題から福祉、年金、介護、医療、雇用といった問題まで多岐にわたる。“ミスター年金”こと長妻昭・元厚労大臣も、その圧倒的なボリュームに打ちのめされて潰れたようなもの。事務方トップの事務次官も、旧労働省出と旧厚生省出のタスキがけ人事だから、厚労省という箱全体を見渡せる人材がいない。もっと言えば、橋本行革の時、なぜ2つの省がどういう狙いで合併したのかもはっきりしない。