過去20年間に日本が直面しなければならなかった最大の危機は、1972年には360円であったドルが1995年には80円となるほどのドル価値の下落であった。その結果、日本企業が同じ価格で米国市場に輸出を続けるためにはコストを削減し、生産性と品質を上げることを余儀なくされた。この間トヨタやホンダの車の価格は8000ドルから2万4000ドルまで上昇したが、日本企業が日本で受け取った円の額は同じであった。事実、自動車の日本国内価格は、この20年間ほとんど変わっていない。