たった100年前のことなのだが、アイルランドはヨーロッパ諸国の中でも最も継続的で悪質かつ慢性の貧困にあえぐ国であった。毎年のように発生する飢饉(ききん)によって、国民は職を求めて集団でこの国を離れていった。現在アイルランドの人口は、わずか350万人にすぎないが、世界中には7000万人のアイルランド系、と言われる人々が存在している。いかにアイルランドでの生活が苦しいものであったのか、この統計自体が示している。