1890年米国で成立したシャーマン独占禁止法以来、私企業(たとえば鉄道会社)は「競争制限的な行動」を禁じられてきた。つまり、自分の保有するプラットフォームを競合となる可能性のある企業に使わせないようにして、市場の公平さを妨げてはならない。独占禁止法の制限に対応して、アメリカン・テレフォン・アンド・テレグラム(AT&T)のような会社は、誰にでも通信ネットワークの利用を保証する巨大であまねく公平なプラットフォームを構築し、運営を行ってきた。しかし、これには技術革新を妨げるという弊害があった。

今日のプラットフォームは、はるかに動きが速く、柔軟であるが、今でもシャーマン法と同様の制限にしたがわなければならない。すなわち、コミュニケーションに加わろうとする人すべてに開かれていなければならない。唯一の違いは、制限を加えるのが、長期的には政府ではなく、プラットフォームの顧客である、という点だ。