努力しない男が多すぎる

最後のハードルは(3)。理想を捨てろとは言いません。心の中で大島優子を追い求めてもいいのです。一方で、周囲に目を向けましょう。会社の飲み会、高校や大学の同窓会、趣味の集まりなどに顔を出し、気持ちを軽やかにしておくと、目や口元だけでも大島優子に似ている女性を発見するはずです。声をかけて食事に誘い、楽しくお酒を飲んで手をつないで帰って一緒に寝ましょう。ちなみに、「結婚を前提に付き合えそうな女性を紹介してほしい」と友人知人に頼むのは大変いいことですが、その際に「大島優子がタイプ」などと伝えるのはやめましょう。紹介数が激減します。

以上です。この文章を婚活中の30代女性が読んだらきっと怒りますよ。あまりにも簡単な3要素だから。管理職比率どころではない男女不平等です。女性の場合は、年齢や外見のハードルがはるかに高くなります。それに比べればこんなにハードルが低いのにいくら探しても結婚に適した男性には出会いにくい。なぜか。この3要素すらクリアする努力をしない男性が多すぎるからですよ!

大宮冬洋
1976年埼玉県生まれ。一橋大学法学部卒業後、ファーストリテイリング(ユニクロ)に就職。退職後、編集プロダクションを経て、2002年よりフリーライターに。ビジネス誌や料理誌などで幅広く活躍。著書に『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました。』(ぱる出版)、共著に『30代未婚男』(生活人新書)などがある。
実験くんの食生活ブログ http://syokulife.exblog.jp/