グリルなら焼くだけで、茄子がトロリ
月見茄子 九条ねぎソース

二品目は中秋の名月を連想させる“月見茄子 九条ねぎソース”。焼き茄子をつくるため、高井さんは“両面焼き水なしグリル”を使用した。「実がしっかりとした秋茄子は、強火で一気に加熱するのが一番。上下の強火で庫内が一気に温まるこのグリルなら、茄子の水分や香りを逃すことなく、トロリとしたおいしさに仕上げることができます」

九条ねぎの甘味と香りが決め手のソースと温泉卵をからめて食べれば、もうたまらない。“秋の味覚×炎の力=食欲の秋へとまっしぐら”。これはもう、間違いない。

●材料(4人分)
茄子4本、卵(常温に戻す)4個、九条ねぎ1束(100g)、サラダ油大さじ1、A[酒大さじ2、味醂大さじ1、砂糖小さじ1]、B[酢大さじ3、醤油大さじ2、胡麻油小さじ1]。
 

茄子の旨味を“強火”で一気に閉じ込める!
庫内が一気に高温になる両面焼き水なしグリルなら、茄子も香り良く、ジューシーに焼ける。
 

●つくり方
(1)温泉卵をつくる。鍋に卵とひたひたの水を入れて中火にかける。65度になったら弱火にし、温度をキープして約20分ゆでる。
(2)九条ねぎは小口切りにし、油を熱した鍋やフライパンで中火で炒める。しんなりとしたらAを入れてひと煮立ちさせ、さらにBを加えて火を止める。
(3)茄子はがくを取り、皮目に縦に7~8本の切り目を入れる。両面焼き水なしグリルに並べ入れ、強火で10分焼く。
(4)茄子を取り出し、切り目から皮の下に竹串を入れて皮をむき、食べやすく切る。
(5)器に(4)と(1)を盛り、(2)をかける。

(葛山あかね=文 杉田賢治=撮影)