食品の問題で本当に注意が必要なのは、「それは健康に影響することなのか」という点である。

産地偽装は別として、賞味期限は売る側が勝手に決めていいものである。賞味期限を超えたからといって、即、食べられなくなるものでもない。実際に、家庭では賞味期限が切れた食材を食べている例は少なくないだろう。賞味期限とはその程度のものだ。

したがって、新聞やテレビなどのマスメディアが取り上げるニュースとして「賞味期限偽装」は、それほどニュースバリューがあるものか、はなはだ疑問である。

事実、“at your own risk”(リスクは自分で取れ)の国、米国では賞味期限という言い方はあまり見かけない。いついつまでに売れ、と書いてあるだけ。買った人間がいつ食べるかは自分で判断しろということである。