労働時間が短いうえに地方公務員はヒマで、役所の窓口などを観察していると、ほとんどの人間は退屈そうにしている。

公務員がヒマな理由は、日本の役所に「整数論」がはびこり、兼任ができない仕組みになっているからである。日本の役所はおおよそ0.3人分の仕事に1人を充てている。0.3人分の仕事を3つやっても0.9だから1人でじゅうぶんさばけるはずだが、その仕事量に対しても、日本の役所では「3人必要」ということになってしまうのだ。

民間企業では1人が複数の業務を兼任するのがふつうで、工場でも1人がいくつもの工程を担当する「多能工」が当たり前になっている。ところが役所の仕組みはそうではない。