賢いころの日本は石炭の山を全部閉めた。なぜかといえば、日本は石炭採掘の最適地ではなかったからだ。その代わり、世界の最適地から石炭を輸入する、という方法を取ったわけだ。

石炭というのは火力エネルギーであり鉄鋼の原料だから、極めて重要な資源である。それにもかかわらず、日本の山を全部閉めた。当時の日本(通産省)は賢かったというべきだろう。

世界ではいまだに石炭採掘に伴う落盤事故が後を絶たない。ところが日本はもう炭鉱の落盤事故はない。閉山するときは「炭鉱の人たちが泣いています」などとNHKがお涙頂戴的な報道をしたが、それでも日本政府はさっさと閉めた。なぜか。それは日本が最適地ではないからだ。