そもそも日本には資産運用に関して正しく学べる環境がどれだけあるのかという疑問もある。

日本のマネー雑誌は大儲けした話ばかり取り上げ、あるいはさしたる実績もないファイナンシャル・プランナー(FP)の話をご大層に持ち上げる。

私もFPの存在意義を認めないというわけではない。ただ、いまの日本のFPが、本当に個人投資家のほうを向いているかどうか、はなはだ疑問だということは言っておきたい。

だいたいにおいて裕福なFPを私は見たことがない。金融機関から依託されて手数料を稼ぐだけで、たいして裕福でないFPのアドバイスは傾聴に値するのだろうか? 早い話、「去年の自分の資産の運用実績を見せろ」と顧客から言われて、手口まで含めて開示できるFPがどのくらいいるのかということである。